東 基輔by  東 基輔Published:2008年05月27日 火曜日 6時32分

 

 

悪党とか曲者とか兇徒とか不逞の輩とか人非人と、

              
 

呼んでも差し支えの無い人が存在している。

 

 

そういう「奴」に悪口雑言・罵詈讒謗の限りを

謳い上げさせて現実の何かに対して

 

優しさや思いやりや理想や希望や願いを

 

沈みかけてはいるが美しい夕陽の様に輝かせたい。

 

    ・・・という様なシチュエーションに出会う事がしばし、在る。

 

 
 

しかしながら、こういう「奴」は結局、自滅するか退治されて

 

    「めでたし、めでたし」と言う事で

 

            僕は安心しているのが常である・・・。と、思う。

 

 

    以上の事柄は小説や映画に於いてである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョエル&イーサン・ブラザース脚本・監督の07年度のアメリカ映画である。

 

原作はコーマック・マッカーシーと言う方で1933年生まれの様である。

 

アメリカ合衆国の世界最大のスパイス・メーカー

「マコーミック」社とは、音が似ている様な気が僕はするが

何ら関係は無い・・・と、思う。

 

 

原題は「NO COUNTRY FOR OLD MEN」である。

 

国内で発行された原作の小説を僕は未読ではあるが

     

   「血と暴力の国」というタイトルだ。

 

初めてこの作品の情報に触れた時には「姥捨て山」みたいな話なのかな?

と、思ったし、もしかしてコーエン兄弟も真剣に小津安二朗監督を敬愛していて

「東京物語(53)」の主人公のその後を描いているのかな?とも思った。

 

全く違っていたのだ。

 

国内の小説のタイトルどおりの内容だった。

 

 

 

実は僕はコーエン兄弟の作品は「曲がり角」を遠に

過ぎた僕のお肌には合わない事が多い。

 

これが「曲がり角」を過ぎる以前のやんぐな頃だったら

「合う」のかな?と、考える事も有る。

 

また、もっともっと遠に遠に過ぎないと

「合わない」のかな?とも、感じる事も有る。

 

こればっかりは解らないし、年齢というのも

実は当てにはならないのかな?と、また、考えてしまう。

 

 
 

07年度の各賞を受賞していた超話題作であったのだが

僕はつまる所DVDでの鑑賞予定であった。

 

しかしながら浦和美園のシネコンでシネマ・セレクション

という企画があり、「それだったら・・・」と思い遅ればせながら

先週、観て来たのだ。

 

 

    僕の通う近辺の映画館は最近凄く頼もしいのである。

 

 

 

 

   

    以下に叩いている部分はこれから鑑賞予定の方には

    邪魔になると感じます。

    ご了承の上でお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

劇中、何も解決しないし、劇中の登場物人も

誰一人として釈然とはしていないだろう。

 

僕の鑑賞後の感想も同じである。

 

 

結局、ハビエル・バルデム演ずるシガーは毒か薬かも解らない

演説を 嘯きはしなかったと思う。

 

 

 

 

    シガーは自滅も退治される事も無く、

 

          不穏な空気だけを置いて何処かへ行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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東 基輔by  東 基輔Published:2008年05月24日 土曜日 8時50分

 

            「絶対に泣かないぞっ」

 

                              と、決意して深呼吸をしてからシートに着いた。

 

   この作品を初めて鑑賞した時の僕の「衝撃」を

    僕は未だに言葉に出来る術を持っては、いない。

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  この作品は二十歳の頃に銀座の並木座で初めて観た。

 
 

  並木座というのもとても素敵な名画座でこの頃に随分と

  お世話になっていたのだけれども98年の9月に閉館している。

 

  寂しいとは言うまい。

 

  悪意も善意も無い時の流れであろう・・・と、僕は思う。

 

 

 

  「衝撃」というのはあくまでも僕にとっての物で内容が

  センセーショナルであるとか過激であるとか

  禁忌に触れているとか描写が凄まじいという事ではない。

 

 

      やっぱり僕には僕のこの「衝撃」についてはキーボードを叩けない。

 

 

 

   小津安二郎監督の昭和28年(1953年)の作品である。

 

   脚本は監督との協同の物で、供に同じ時を過ごしたであろう、野田高梧氏である。

 
 

   御出演の方々もその様な人々であろう。

 

              ここで御出演の方々のお名前を全て列挙したいが

              そんな事をしてしまったら映画館で

              ヤセ我慢して堪えた物が止めども無く

              あふれて来そうなので止める。

 

 

 

      この作品がこの惑星にとって財産である事は間違いが無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

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