帰郷・2011・JUN その2

氷見フイッシャ―マンズ・ワーフ(氷見・道の駅・海鮮館)に
寄り道してからある「ご飯処」でお昼を頂いた。
こちらのお店は氷見漁港から歩いて10分程だ。

和食屋さんである。

この日も天気が良くて潮風通りを歩きながら少し汗ばんで来るのを
感じながら「生!ドラフト!ビヤ!」と僕は独りブツブツ言っていた。
無垢の白い木の肌の感じの良いカウンターに肘をつきグビっと頂いた。

至福の時である。

「何かつまみますか?」と店主に言われ我に返った。
僕は至福のあまりに「ぼけーっ」としていて
「地の旬のお刺身の盛り合わせ」と頭では浮かんでいたが
瞬には言葉ででて来なかった。

店主は察しがシャープだ。

「バイ貝の煮たのが在りますけれど・・・」と繋いでくれた。
僕は「御願いします」とは言葉にはせずに
気持ちを込めて顎を下げた。

皿に盛られて来た。

爪楊枝が刺さっているブツを相手に僕は右手と左手を使い
それぞれを反対方向に 円を描く様に先っぽが千切れない様に
クルッと回してぱくっと一口で噛み砕いた。

All Rights Reserved.

「今時分は調度、端境期であんまりお薦めが無いんだよ」
みたいな事を店主に言われ僕は嬉しかった。
数年前の2月にこちらのお店で提供されたブツの記憶が蘇る。

素晴らしかったのだ。

あの時はフレッシュの鰤のはらの所を山葵と大根おろしで食べた。
偉大な初体験であったのである。
程良く冷えた「生ビール」で渇きを癒した頃合いに僕の胃袋から
「そろそろ準備できましたぜっ」とサインが送られて来た。

僕は「白えびのかき揚げ」を注文した。

「天つゆ」も「塩」も必要が無かったんですよ。
びっくらこいた。
どうやら富山湾の白えびは例年6月、7月が最盛期だそうである。

割烹・寿司「万葉」All Rights Reserved.