寺岸堂
日めくりナンポーケータイ版

Benelux Brick - ベネルクスのレンガ

わずか一日、
わずか24時間。
そのわずかな時間に強まったり、
弱まったり、あたらしくうまれたり、
失われたりするんだよ。
理屈ではないよね。

ベネルクスのレンガ 第四夜

23:51分。店のダウンライトが消え
珪藻土ウォールのブラケットランプだけになった。
「Ballad Of The Sad Young Men」
9分弱のこの曲が終わると日付線をこえる。

ベネルクスのレンガ 第五夜

毎夜、このソウルを聞いていたが
飽きることはなかった。
きっと、Arthur Edward Pepper, Jr.、 が
サンタモニカに向かう10号線を走るカーラジオから
聞いたときの衝撃をライニングノーツしていたからだと思う。

ベネルクスのレンガ 第三夜

路線バスを降りると
波長の短い光がハウスの屋根に
隠れそうになっていた。

数十枚の12×16インチプリントを
彼女に見せた。
「これいいね、こういうの好き」
いつもそうだった。
いつも迷いなく選んだ。
ぼくにはそうみえた。

s-01-01

よろこびも
かなしみも
写真から。

はじまりはベネルクスから。



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