NINE
ロブ・マーシャル監督の2009年度の伊・米の合作映画である。
監督は製作と振付けをも兼任している様だ。
主演はダニエル・デイ・ルイスでその役柄の名前は「グイド」であった。
先週ユナイテッド春日部のファースト・ショウで観て来た。


楽しませて貰ったなぁ。
僕の一番のお気に入りのシークエンスは幼い頃のグイド達が
ファーギー演ずるサラギ―ナとの砂浜でのお楽しみを経てその後年
歳が過ぎたグイドとヴァチカンの枢機卿(?)との遣り取りである。
代表としてお尻を叩かれた小さい頃のグイドはその時、さぞ痛かっただろうな。
「グイド」と言えば「8・1/2(フェデリコ・フェリーニ監督・伊・仏合作・63)」なのだ。
それから「オール・ザット・ジャズ(ボブ・フォッシー監督・米・79)」である。
そして「道(フェデリコ・フェリーニ監督・伊・54)」という作品も必要に感じる。
ジェルソミーナはジュリエッタ・マシーナ(没年93)がかましてくれたのだった。
ダニエル・デイ・ルイス演ずる劇中のグイド監督が
幼い自分自身の肩を抱きチェアに腰を据え対象に向き合おうとする姿は素敵過ぎる。
ロブ・マーシャル監督は今後どんな作品を提供してくれるのだろうか?
お楽しみである。
僕が叩きながら聞いていた楽曲は「Bye Bye Life」であった。
因みに「オール・ザット・ジャズ」のエンディングで流れていた楽曲である。
「NINE」のフィナーレで幼い頃にグイドの近くに居た奴らは
何かとお手伝いしていた様に僕には感じられた。
フィクションのマジックだろうな。
15、6年前にロング・タイム・アゴォーのリアル&事実の同級生のK君に
「イタリアにはエスプレッソ一杯飲むだけでも行く価値が在る」
と静かに吠えられた。
再考しなければならない。