洋風・南蛮漬け

先日、皮がひかれた鮭のハラスが手に入った。
塩焼きにしてから
「おむすび」に入れようかな?とか
「ちゃーはん」の具にしようかな?とか
山葵を利かせた「お茶漬け」の主役にしようかな?とか
僕は「あーだの、こーだの」と
思いを巡らせていた。

けれども翌日に友人が一人
我が家に遊びに来てくれる予定になっていたので
「おつまみ」に、と、面倒ではあったのだけれども
薄く色が乗る程度に揚げてから醤油を使わずに塩味の南蛮漬けにした。
顆粒のチキンブイヨンをベースにヴィネガー・砂糖・塩・胡椒で
味を整えてオニオンスライスとニンジンの千切りを加え、
揚げたての鮭にどぉーっと掛けた。

「南蛮漬け」は好きである。
ブツその物は鯖や鯵や鰯でも鶏肉でも何でもだ。
酸味と甘味の加減が好みなのだ。
しかし、味の決め所はやはり醤油なのだろう。

様々な料理のレシピを本とかPCで追いかけると面白い。
ちょっとした「小ネタ」が「時」を飛び越えて僕に届くのだ。
「南蛮」と、いう
単語は現在、主に料理用語として
使われている言葉である様だ。

「南蛮漬け」のお仲間には
「マリネ」とか「エスカベッシュ」とかが在ると僕は、思う。
「南蛮人」というのはどうやらスペインやポルトガルやオランダの
人々を指していた時代が在った様である。
もっともっと以前は違う人々を示していた様だ。

我が家に友人がやって来てビールから始める時に
スタートのタイミングの時に出した。

「マリネ?」
と、友人が呟いた。
僕は少し迷ってから
「サーモンの洋風の南蛮風」
と答えた。
友人は一口食べてから笑いながら
「よく解らないけど悪くないんじゃない?」
と、言った。

僕も自分でも何とネーミングをして良いのか解らなかったのだ。