ザ・ロック

ザ・ロック 特別版 [DVD]All Rights Reserved.

ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ、エド・ハリス共演
マイケル・ベイ監督の1996年度のアメリカ映画である。
10年位前にレンタルビデオで観た作品だ。

「粗さ」が気にはなるが僕は当時も興味深く、
今でもたまにDVDで見返してしまう作品だ。
僕自身のどこらあたりなのかは解らないのだが、
そこにこの作品は、当って来る。

不覚にも何度観ても「うるうる」としてしまうシーンがふたつ、ある。
ひとつは、怒り大爆発状態のグッドスピードがメイソンの彼の娘のジャドを
前にしてメイソンに敬意を持って協力・御同行を願うシーンだ。

もうひとつはアンダーソン隊長がSEALSの精鋭達と供に ハメル准将
とその部下である海兵隊特殊部隊に壊滅させられてしまうシーンである。
現在「葡萄酒か、さもなくば銃弾を」を読み進めている所だ。
予測はしていたのだけれども辞書やウィキペデイアの
お世話になりながらなので僕は易々とは読み進められないのだ。
でも、この面倒は僕の気分的には悪くは、ない。

その中で「Ⅱ 政治の中の生と死
30年前の平和 ヘンリー・キッシンジャー」と、いう章がある。
この章は手島龍一氏がアメリカ元国務長官ヘンリー・キッシンジャーを
インタビューした時の模様である。

サブタイトルが
「歴史とジャーナリズム」
「台湾海峡に高まる高波」、
と、付いた二つの文章で構成されている。
この章の中で僕が全く知らなかった事があり、
今更ながらに驚いてしまったのである。

それは「キューバ危機」の他に、もうひとつ、
人類を見舞った「核危機」についての事件である。
「1969年のダマンスキー島事件(珍宝島)に端を発して中ソの間で
緊張感が高まりクレムリン指導部は中国に対して「核攻撃」を考えて
いるのでは?」
と,いう極秘のインテリジェンスが当時のニクソン共和党政権の
国家安全保障担当大統領補佐官のヘンリー・キッシンジャー氏に
もたらされた様だったのである。

この事件の経過の詳細は著書に目を通して
頂くしかないのではあるのだけれども・・・。
71年にキッシンジャー氏と周恩来総理の極秘会談があり、
72年にリチャード・ニクソンアメリカ大統領が北京を訪問し、
毛沢東主席と会談し、関係を作り、
79年にジミー・カーター大統領政権下正式に国交を結んだそうである。

ハメル准将が国家と国防省を相手に自分の要求を告げるシーンがあった。
「ラオス北部と中国南部において自分の部下である
海兵隊偵察部隊の47名が全滅。
その後の対処はどうなっているんだ?」
と、いうニュアンスのセリフがあり、
劇中の33歳の大統領補佐官シンクレアが
「中国に兵は送っていない」と
反論すると、ハメル准将は
「君が9歳の時に私達は中国に入り、200人の敵兵を殺して来た」
と、はっきり告げ、
「お前は口にテープを貼って消えろ」
みたいな流れになった。

僕はこのシークエンスが気になっていたのだ。
「その近辺で当時、何か実際に在ったの?」という素朴な疑問だ。
作品が96年度の製作で劇中の33歳の大統領補佐官
シンクレアが9歳であるから24年前の事で
72年の前後の年の頃の事では?と、僕は推測させられた。
「まぁ、ただの偶然だろうな」と、僕は、思う。