A SCENE FROM THE NEIGHBORHOOD 4

写真を撮るのはとても難しい。

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「難しい」というのはピントが合わないとか
対象を掬いきれないとか
自分なりのイメージにならないとか
・・・・・そういう事ではない。
事実として観光地でもない御近所を草臥れた自転車で
ふらふらしながら気分で立ち止まりパチパチとやっているのである。
「怪しい変な人?」視線が僕に来るのである。
買い物帰りの主婦らしき方とかお散歩がてらのお年寄りとか
飼い主に対して忠義を尽くす勤勉なおりこうさんの犬などからである。
小さな犬に力いっぱい吠え立てられると
全く別な所で嬉しくなり
「良いぞっ。たわけた変な奴がいたら噛み付いてやれ」
と、素直に思う。
しかし、アイコンタクトを取り、
「僕は君の御飯を横取りするのが目的ではないんだよ」
と、テレパシーを送ると「すりすり」して来るから可愛い奴である。
アイコンタクトからのくだりはである。
僕にはこんな技はないし、必用がない。
「難しい」というのは僕が不審な人物ではなく
ただただ御近所の風景をデジカメに治めたいという
事を伝えられない事なのだ。
現在、国外に居を構えて日々を ハードに凌いでいる友人が居る。
彼は高校時代の友人でこの「南方」をたまに覗いて
くれているらしくオマケに「サクラコメント」を
入れてくれる様な良い奴だ。
僕は彼が去年の盛夏、遠くから僕の御近所まで
足を運んでくれた事がとてつもなく嬉しかった。
彼に駆け足でしか目に入らなかった風景を
僅かでも知って貰えれば・・・と思う気持ちが少なからず在る。
この他にもそれなりの気持ちは在るのだけれども・・・。
現在「変な怪しい人?視線」を回避する方法を模索中である。
「おまわりさん」に職務質問などされない為にである。
社会は昔も今も色々と込み入っているのだ。
とりあえず、こざっぱりとした装いと佇まいは必要である。
これもまた、とても難しい。

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