ボーン・スプレマシー

「アルティメイタム(07)」でパメラ・アンディを演じていたジョーン・アレンが

物語の終盤「ボーンならきっと見つけてくれるわ」と呟いたシーンがあった。

そこで僕は

「当たり前じゃないか。あいつはジェイソン・ボーンなんだぜっ。

きっとじゃなくて絶対だよ。

それからさぁ、さっきあなたの表情を見てひとこと言ったでしょう。

あれはマジでボーンがあなたの体調の事を心配して言ってるんだぞっ。

・・・まぁ、解ってるとは思うけどさ・・・。

もし、あなたが仕事の上でトラブルに巻き込まれたら上司よりもずっとずっと

親身になってくれるし、パーフェクトな対処をアシストしてくれるよ。

ボーンはそういう奴なんだよ。

俺はさぁ、別にボーンの友達じゃないし、言葉も通じ無いよ。

一緒に面子とかオネェサンの居る店で

ドンチャン騒ぎとかしてないけどさ・・・。

まぁ、そんな所です。・・・・・以上」

と、上映している最中に関わらず思わずシートから

立ち上がり、叫んでしまった。

10秒も経たない間に首の後ろ辺りに小さな痛みがあってから

意識がゆっくりと遠のいて行き、気が付いたら劇場のオフィスのベッドで

僕は横に成っていた。

この時にこの劇場内で他の観客でこの

行為を察知した人は多分居なかったと思う。

プロの技は凄いのである。

ベッドの傍らの小さなテーブルには500mlのペットボトルの

コーラとかウーロン茶とか緑茶とかコーヒーが置いてあり、

「お好きな物をどうぞ」

とメモ用紙らしき紙に直筆で書いてあった。

そしてもう一枚のメモ用紙には

「他のお客様の御迷惑となる言動・行為はお慎み下さい。

支配人からのお願いです」

と、記されていた。

全部、である。

とても嬉しくても興奮しても劇場ではおしゃべりはしてはいけない。

ジョーン・アレンはシリーズの2発目で初登場した。

彼女は皮肉無く、カッコ良過ぎです。