グット・シェパード

ロバート・デ・ニーロの第二回目の監督作品である。
製作も兼任している様ではあるが製作総指揮はフランシス・フォード・コッポラなのである。
去年の11月に観た作品である。

「ミーン・ストリート(73)」というマーティン・スコセッシ監督・ハ―ベイ・カイテル共演の作品がある。
ロバート・デ・ニーロがご近所の方々にとっても身内にとってもとても迷惑な困った人を演じていた。
コッポラ監督はこの作品のロバート・デ・ニーロを観て「ゴッド・ファ―ザーPartⅡ(74)」の若き日のドン・ヴィトー・コルレオーネ役に抜擢したそうである。真偽は不明ではあるのだけれども幾つかの雑誌の記事で目にしていた。

この同じ御三方の「タクシー・ドライバー(76)」という作品の3年前に製作された物である。
僕にとっては「タクシー・ドライバー」よりも「ミーン・ストリート」の方が解り易かった気がする。
御好みの甲乙は付け難いのだが・・・。

話を戻そう。

ウィキペディアによるとエリック・ロス氏の脚本は9年程まえに完成しており当初はコッポラが監督される予定だったそうである。とても興味深く好きな作品である。
主演はマット・デイモンでその奥様をアンジェリーナ・ジョリーが演じていた。
物語は第二次世界大戦間近の頃イェール大学に通っていたエドワードが国家の諜報活動員としてスカウトされた所から始まる。CIAの前身と言われているOSS(戦略事務局)である。

そしてキューバ危機の遠因とされているピッグス湾事件へと進んで行く。
劇中、僕が一番興味引かれた所は宿敵であるロシアKGB通称ユリシーズとの
マット・デイモン演ずるエドワードの奇妙な気持ちの行き来である。
これを情と捉えてもお門違いではない気が僕はしてしまう。
ロバート・デ・ニーロ監督の前作「ブロンクス物語(93)」とは随分趣きの異なった作品であった。

監督として次回作はどの様な題材を選ぶのであろうか?興味は尽きない。
そしてアクターとして出演されるアル・パチーノ共演のジョン・アブネット監督の
「ライチャス・キル」も気になっているのである。
この作品ではとても大きな「お釣り」があった。
公式サイトで佐藤優氏が作品に付いてコメントを寄せていた。

この記事がとても面白く「国家の罠(05)」を遅まきながら読んだ。大変に良かったのである。
続けて手島龍一氏との共著「インテリジェンス 武器無き戦争(06)」にも触れた。
そしてこれも絶賛したい手島龍一氏の「ウルトラ・ダラー(06)」にも手が伸びてしまった。
「グット・シェパード効果」である。
これもまたウィキペディアによるのであるが手島龍一氏が「グット・シェパード」の
パンフレットに解説を寄稿しているそうである。

これは本当に読みたいなぁ。

これらの著作に触れてから劇中の「CIA」に「THE」は付かないというセリフが思い出された。