東 基輔by  東 基輔Published:2008年01月26日 土曜日 19時25分

 デビット・リーン監督の1962年度のイギリスの作品である。

 この度僕が鑑賞したのは88年に初公開された物だ。

 マーティン・スコセッシ監督やスティーブン・スピルバーグ監督の働きかけにより

デビット・リーン監督自らカットされていた部分を加え再編集した作品で上映時間は227分である。

 オリジナルの方は207分で未見であった。

 実は僕は初めてこの「アラビアのロレンス」を観たのだ。

 

 

 先日のオフの日にユナイテッド・シネマ春日部で観て来た。

 嬉しい事にまたまた近所にシネコンが誕生してくれた。

 去年の11月の中旬の頃にララ・ガーデン春日部というショッピング・モールがオープンしてそこの3Fである。

 僕はユナイテッド系のシネコンは初めてであり、シネコンでリバイバル作品を観るのも初めてである。

 「春日部名画座」という企画での上映だった。

 この「名画座」企画は他のシネコンでも是非お願いしたいもんである。

 

 

  砂漠・砂漠そして砂漠である。

  この作品は僕の自宅のテレビの画面には負担が重過ぎる。

 

 90年か91年頃に「松田優作  炎 静かに(山口猛著)」という本を読んだ。

 その「第6章・映画の父の国・至福の時」という箇所がある。

 ここにこの「アラビアのロレンス・特別完全版」をロサンゼルスで鑑賞した時の故・松田優作氏の気持ちの高揚が記述されていた。

 この時の氏の感激の様子は充分に伝わって来た。

 読んでいる僕の方も上映劇場の雰囲気を想像するだけで楽しかった。

 マイケル・ダグラス氏がボックス席を高倉健さんと供にインビテイションしてくれたそうである。

 

 この本で僕は今回のヴァージョンを知ったのである。

 その後にヴィデオで「特別完全版」をレンタルして来たのだが何故か未見で返却していたのだ。

 

 この作品は映画館で観なければいけなかったのだろう。

 
 

 僕の勝手な想像と桁違いに違う作品で凄く良かった。

 「アラブの独立を支えたイギリスのある将校の英雄の美談的物語」という様な解り易い括りで僕は捉えていたのである。

 

 我ながら「何も解ってはないな。奴は・・・」である。

 そんな単純なお話では無いのであった。

 

 製作された年度と鑑賞した順序が逆ではあるがロレンスが

「地獄の黙示録(79)」のカーツ大佐と僕の中ではダブるのである。

 

 3時間47分という時間に込められた物語は僕の脆弱な体力と僅少な脳みそをフル稼働させた。

 せっかくのオフなのにかなり疲れたのである。

 殆んど一日を費やした感じがする。

 しかしながら心地よい疲れであり良いオフであったのだ。

 
 

 今、思ったのであるがヴィットリオ・ストラーロ撮影・ベルナルド・ベルトリッチ監督の

 「シェルタリング・スカイ(90)」も映画館でちゃんと観たくなった。

 

 

 

 

 

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