ロバート・アルトマン

マッシュ 先日(2006年11月22日)の深夜ロバート・アルトマン監督が亡くなったという事を知った。
数箇所の記事にざっと目を通した。ロサンゼルスの入院先の病院で癌の為であるそうだ。81歳だったそうである。

『ハリウッドのメインストリームから距離を置き鋭い観察力とブラックなユーモアで人間の本質に迫っていた反体制的な監督・・・・。代表作としては「M・A・S・H」(70)「ロング・グッドバイ」(73)(「ナッシュビル」(75)「プレタポルテ」(94)「ショート・カッツ」(94)…大雑把ではあるのだけれどもだいたいこの様な内容であった。「M・A・S・H」という作品では70年度のフランス・カンヌの映画祭でグランプリのパルム・ドールを受賞をしていた。しかしながらアカデミー賞の方では数回のノミネートは在った物の名誉賞のみであったそうである。必ず鑑賞する作品の監督と言うほどのファンではなかったけれども「M・A・S・H」と「ショート・カッツ」はかなり好きな作品である。特に「M・A・S・H」は中学生の頃にTVでたまたま観ていたのだが本当に面白かった。

トラッパー、ホークアイ、デュークの3人が繰り広げるドタバタは随分と笑わせて貰った。しかし作品全体から受ける印象はまた別な物が有った。その頃のどうする事も出来なかった行き場のない気持ちを中和させて貰った様な気がしてならないのである。その当時はこの様な気持ちは明確ではなかった。何年かの後である。随分と遅くなってしまったが大感謝である。この様な感情はキューブリック監督の「博士の異常な愛情」(64)や石井聰互監督の「狂い咲きサンダーロード」(80)という作品でも在った。この二つの作品に関しては高校生の頃の事である。タイムラグは在ると思うのだけれども改めて「ナッシュビル」と「ロング・グッドバイ」を観たいと今、感じている

ご冥福をお祈りします。よく晴れた初冬の朝に。