イン・ザ・ミソスープ

イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)「イン・ザ・ミソスープ」という村上龍氏の小説がある。 1997年の9月に単行本として発売された。書き下ろしではなくて読売新聞の連載小説だった。連載期間の間に特異な事件があり、著者はハードな日々を過ごした様である。 煩悩は何と108個も有るらしい。

年の終わりにこの数に合わせて鐘を突き、その響きで様々な人々の気持ちをニュートラルな所へイザナウ事が除夜の鐘の御勤めの様である。 この小説のフィナーレに除夜の鐘がフランクという人物にどの様に伝わるかが僕はとても気になった。読んでいながらあの深夜の鐘の突いた時の音をきちんと正座まではしなくても神経を研ぎ澄まして聞いた事なんか僕は無かったなぁーと改めて思った。ガキンチョの頃はテレビ番組の「行く年,来る年」の効果音だと思っていたし・・・。 結局、フランクがこの鐘の音を受け止め、何やかんやと、のたまうという部分はこの小説の中では無い。僕は少し残念な気もしたがフランクにインスタントに反省でもされて懺悔などでまとめられてももっと残念だったと現在は思う。 深読みかもしれないが村上氏の小説を読むと常に日本という国と欧米との差異が根底に大きく横たわっている様な気がする。 今年の除夜の鐘は少し心して聞いてみようかなと思う。

健康ランドに長居をしてしまった後で。深夜にて。