コラテラル

コラテラル スペシャル・コレクターズ・エディション トム・クルーズ主演 マイケル・マン監督の最新作で去年2004年の10月に封切られた物である。共演は今年度のアカデミー賞で主演男優賞を「レイ」という作品で受賞したジェイミー・フォックスである。加えてこの作品では助演男優賞にもノミネートされていた。ダブルのノミネートだったのである。助演の方は結局クリント・イーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベイビー」でのモーガン・フリーマンであったが。DVDでの拝見になってしまったのだが十分に面白かった。夜のロスアンジェルスのの雰囲気が良くて劇場の暗闇の中で観れたらもっとたっぷりと作品の空気が伝わって来たのではと思う。残念である。実はあんまり期待をしていなかったのである。不遜な言い方をしてしまうとラストが想像出来てしまう様な気がしたのだ。だからDVDで良いかなと思い、特に作品に付いての記事や情報に殆んど触れなかったのである。大正解であった。やはりこういうシチュエーションで作品と出会うのが一番である。

 

スコセッシ監督の「アビエイター」もこのまま何も情報に触れずに観に行きたいものである。タクシー繋がりではなくてこれは劇場で観る予定である。しかし、本当に劇場で映画は観たい物である。良い大人なのだからそうそう時間も取れないし、自由に使えるお金も淋しいものである。でも観たいのだ。

 

去年の映画興行収入は過去最高の収益が有ったそうである。2年連続の記録更新だそうだ。この現象をどの様に捉えたら良いのだろうか?一過性の物なのであろうか?それとも映画人口が増えているのだろうか?はたまた、たまたま魅力ある作品が去年、一昨年と多かったのだろうか?この様な現象を何処かの何とかリサーチ会社とか研究所とか銀行の融資担当及び投資部門の方とか証券会社の顧客管理部門の方とかのお金のプロの方に聞いてみたい物である。「それでもって、だから、何ゆえに、それで、一体何が知りたいのですか?」と詰問されると困ってしまいますが・・・。

 

岩槻に引っ越して来てから所謂映画館には行ってはいない。全てシネマコンプレックスと呼ばれている複合型の映画館である。逆を言うとシネコンでしか映画を観てないという人も若い人達の間では多いのであろう。現在僕が一番多く利用しているのは大宮サティに在るワーナー・マイカル・シネマズである。自宅から車で40分位で屋上のパーキングを利用すれば傘は必要なくアクセス出来る。便利なのである。館内もとても清潔でスクリーンの大きさやシートのスペースも十分である。オマケではあるが僕はここのポップコーンが好きでる。勿論バターは掛けて貰う。特に平日の午前中に観賞するのがベストであると僕は思っている。入館者もまばらで静かだからである。一つ言わして貰えるとするならば2回続けて同じ作品を一回の料金で観れない事である。でもこれは高望みである。そぉー言えばミニシアター系の単館ロードショウの作品は全てDVDとヴィデオになってしまった。少しこれは淋しい。

 

ストーリーはあえて省略させて頂く。ジェイミーフォックス演ずるタクシードライヴァー・マックスを本気にさせたのはトム・クルーズ演ずる殺し屋ヴィンセントであると思う。勿論殺されるという危機感からではあるがその事以上にマックスの内なる物を触発させたのではと感じられる。

 

多分彼はこの事件の後にゴージャスなリムジンのサービス会社を立ち上げる様な気がする。全くミーハーで仕方が無いがトム・クルーズはカッコ良い。特に銃を扱う時の身体のキレは最高だ。この辺りのアクション・シークエンスだけでも僕的には大満足である。それにしてもヴィンセントの己の仕事に対する責任・自信・プライドは凄い。何がなんでも遂行させなければならないのだ。しかし、殺し屋とタクシードライヴァーとのやりとりでここまでの大人の物語に構築するのは流石である。アクションが必然的であり、二人の今までの過ごして来た時間を説明なしに浮かび上がらせている。彼らの価値観や世界に対する眼差しを対比させる事件というかエピソードもいちいち面白いのである。マックスのリアクションも物凄く高い緊張感のはずなのに「クスッ」とこちらが笑ってしまう所があるから不思議である。

 

なぜか「男の志」という言葉を僕に思い出させてくれた映画である。

 

最後にトム・クルーズは「ラスト・サムライ」もそうではあるが普段から鍛えてんだろーな。とダブ付いてきたマイお腹をさすりながら思った。